続・探仏記 ~探仏の旅は続く~

仏像探しに鉄馬童子は今日もゆく・・・

新春・目黒&上野探仏(続き)

昨日の続き。出社時刻までまだ余裕があったので目黒から上野に移動。
東博にでも・・・・と思ったのだが、特別展「飛騨の円空」の告知ポスターが貼ってあり12日からとある。どうせならそちらも見たいのでこの日はスキップすることに・・・・ということでこちらに。


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上野東照宮
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上野にはよく来ているが、ここを訪れるのは10年振りくらいになるだろうか・・・。

門を潜り長い参道の先には唐門・・・・

・・・・の絵が描いてある幕。まったく知らなかったのだが、何年か前から改修工事中とのことだ。何だか絵に向かって参拝しても気分がでないので、お参りだけして早々に引き揚げる。

社殿も見れずがっかりだったが、参道からは上野動物園敷地内にある旧寛永寺五重塔がよく見えた。こちらも過去に何度か見てるはずだが、しっかり見るのは初めて。なかなか立派な塔だが、何故動物園の管轄になってるか今一つ理解しかねる。動物園に入らずとも、自由に拝観できるようにしてもらいたいものだ。東京都はどう考えているのだろうか。

駅方面へ向かいながら続いてこちらへ。


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清水観音堂
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こちらもお参りしただけになったが、秘仏・千手観音の開帳が2月初午とある。今年は2月9日(土)のようだ・・・・行けるかも。ちなみにこちらの二十八部衆は堂内が暗く、そこにあることがわかるレベルなのだが、先日発売になったこの本に全尊ではないが写っているので要チェック。

帰り際、少し物足りない気がしたのでもう1箇所寄ってみることに。


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不忍池辯天堂
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こちらも上野東照宮同様に久しぶりに来た。

本尊の八臂大辯財天を是非とも・・・・と思ったがこの通りの長蛇の列で、そろそろ出社時刻も迫ってきていることもあり断念。右隣にある大黒天堂のほうにお参り。

しかし、中を見たかどうかも思い出せないくらい記憶がなくなってる。覚えてるのはここは寺なので拍手でなく合掌でお参りください、といった注意書きが書いてあったことくらい。確かにわからないかもねぇ・・・・今や自分も社寺の区別はつくが、昔はそこが寺だか神社だかよくわからずにお参りしていた感じがする。また、七福神は寺社混合のルートになってることもあるので余計わかりにくいかも。ここが寛永寺の管轄だと意識している人はそれほど多くないだろう。


葦に覆われた不忍池が何とも味のある風景に見えた。


元旦、0時過ぎに近くの寺に鐘撞きに、午前中は龍峰寺で千手観音を拝観、近くの彌生神社にも参詣、その後に親戚の寺に年初の挨拶へ。既に3ヶ寺、1社へ詣でていたのだが、1月3日の早朝に実に個人的にショッキングな出来事があり、気落ちしていたので、この日は再度寺社参詣することに。まぁ、くよくよしても仕方がない、と吹っ切れた感もあり行ってよかったなぁ、と。

新春・目黒&上野探仏

今日は午後から仕事始め、午前中は会社に向かいながら探仏へ。
向かうは目黒の大円寺。

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大円寺
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境内に入ると人はそれほど多くなかった。こちらでは1月1日~7日まで重文の釈迦如来が特別公開されてる。一昨年来た時は拝観が叶わなかったが今日はじっくりと拝観、収蔵庫のガラス越しに釈迦如来がよく見えた(ガラスの反射があるので、かなり近寄る必要あり)。清凉寺式釈迦如来は本家本元の清凉寺像が未見なのだが、今回で4体目。西大寺像はバランスもよく模刻と言えど素晴らしいのだが、大円寺像も引けを取っていない。腹部がぷっくらしててスタイルはこちらの方が良いかも。手前にいろいろ置いてあって足元がまったく見えなかったのが唯一残念。(釈迦如来の画像は目黒区のページより→コチラ

石仏群はサラッと見て、正面右手にある阿弥陀堂へ。こちらもガラス戸越しに拝観可能。中には阿弥陀三尊、中尊・阿弥陀如来は左足を踏み下げる珍しい形式。本堂は見てくるのを忘れた・・・・十一面観音がいたはず。ちなみにこちらは山手七福神のひとつ、「大黒天」パート。

大黒天も本堂にいたはずだが、拝観はできなかったかも。大円寺を辞した後、まだ時間がある・・・・目黒といえば「目黒不動」が頭に浮かんだので場所を調べて行ってみることに。途中、山手通り沿いにこんなところを発見したので立ち寄ってみる。


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蟠龍寺 (ばんりゅうじ)=岩屋弁天
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山手七福神のひとつ、「弁財天」パート。門を入っていくと両サイドは住宅地。更に進むと本堂が見えてきた。本堂の右手には弁天堂、小振りな弁天様が祀られてる。

本堂の扉が少し開いてたので中を見てみると、金色の阿弥陀如来が少し離れてはいるがはっきりと顔立ちまでわかるくらい確認できた。まったく予備知識がなかったがこれはなかなかの掘り出し仏。帰宅後調べたら藤原時代の仏像で、都文化財のようだ。
(阿弥陀如来の画像は目黒区のページより→コチラ

ここから徒歩5分弱で目黒不動へ到着。


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瀧泉寺 = 目黒不動
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裏手から入ってしまったようで、いきなり本堂(?)に到着。そこそこ人で賑わってる。

堂内の本尊は秘仏でお前立。両脇には文殊・普賢菩薩、虚空蔵菩薩、愛染明王の立像(だったか?)などがあったが、いずれも遠目に見たのみで確認はできず。階段を下りて左手に阿弥陀堂、観音堂、地蔵堂などがあり、それぞれ主尊が安置されてた。

少し距離はあるがどの像もはっきり確認できるレベル。

堂々たる仁王門(仁王の画像は明るすぎて形状判別できず)。ちなみにこちらは山手七福神のひとつ、「恵比寿」パート。しかし目黒は意外と穴場の仏スポットであった。最寄り駅「不動前」に向かう途中で面白い看板のある寺を発見。


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成就院 = たこ薬師
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何でしょう?この「たこ薬師」というのは・・・・境内にある説明文を読むと、蛸に支えられた蓮華座にのる薬師なので蛸薬師と呼ばれてるようだ。本堂は扉が少し開いてたので中を見ると、お前立像(?)があるようだったが、蓮華座まで確認できず。


目黒編は以上で終了、まだ時間があるので続いて上野へ向かう・・・・(続く)

2013年は龍峰寺から

元旦に特別開帳する寺は結構あると思うが、「近くで」となるとなかなかない。
となると、新年第一弾はやっぱりここになってしまう。


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龍峰寺
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海老名市唯一の重文の仏像がこちらの千手観音。鎌倉期以降の作とみられる。

両手を上で合わせる清水寺式で玉眼入り。

2010年、2011年と元旦に来ている(2012年はスキップ)が、少しずつこの像の良さを感じはじめている。奈良・京都のメジャー仏のようなインパクトには欠けるが、ジワジワと来てる感じ。


本堂と千手観音が安置される収蔵庫。

本堂にも清水寺式千手観音。


午前中の参拝で人出もそれほどなかったが、帰り際にはボチボチ人も増え始めてきた。
ところで、おみくじは『上吉』(大吉のことか?)・・・・・幸先よい探仏となった。

2012年探仏・総集編

先週の奈良探仏の詳細編をアップしようとしていたが、気が付けば30日。
・・・・ということで詳細編は断念して、今年の総集編。

今年は忙しかったこともあり、ほとんど出かけられてない。
後半に少し盛り返した感はあるが・・・・・にしても少なかった。
ざっと印象に残った仏像を列挙。

おっと、今年もあと残り少ないので、もう説明は抜きで・・・・・

■■■■ 1月
・四天王寺

■■■■ 2月~4月
なし

■■■■ 5月
・『ボストン美術館展』@東博
・『総合文化展』@東博
・浄発願寺
・日向薬師


■■■■ 6月
・『解脱上人 貞慶展』@金沢文庫
・称名寺


■■■■ 7月
なし

■■■■ 8月
・興福寺・国宝館
・『頼朝と重源展』@奈良博
・『名品展 珠玉の仏たち』@奈良博
・東大寺・南大門

・高野山・金剛三昧院
・高野山・根本大塔
・高野山・壇上伽藍
・高野山・大門
・高野山・光台院
・高野山・金剛峯寺
・高野山霊宝館
・高野山・遍照光院
・道明寺


■■■■ 9月
・『近江路の神と仏展』@三井記念美術館
・『総合文化展』@東博


■■■■ 10月
なし

■■■■ 11月
・『古都鎌倉と武家文化展』@鎌倉国宝館
・『館蔵仏像名品選』@東博
・寛永寺・両大師


■■■■ 12月
・玉宝寺(五百羅漢)
・法隆寺
・中宮寺
・法起寺
・長岳寺
・安部文殊院
・霊山寺
・興福寺・東金堂



で、今年一番印象に残ったのは・・・・

恵光童子 by 運慶



来年はもう少し積極的に出かけよう・・・・出かけられたらいいなぁ・・・・



来年は良い年でありますように・・・・
来年も良い年でありますように・・・・
来年こそ良い年でありますように・・・・  どれかな

0泊3日の奈良探仏(概要)

今回は1年間ご苦労様と自分を慰労する奈良の旅。初めて往復で高速バスを利用、22日の夜に出発、24日の早朝に帰宅という強行軍。いつもなら長々と書くところだが、あまり時間もないのでとりあえず概要をサラッと。



法隆寺

前回は金堂が改修中だったので、金堂内部に入って拝観するのは初めて・・・ただ金網越しの拝観でちょっと残念。大講堂の薬師三尊、五重塔の塔本塑像も記憶にないので初見だったのかな。一番印象に残ってるのは大宝蔵で拝観した地蔵菩薩。あのドッシリとした安定感がイイ。夢殿では救世観音の厨子は閉じていたが、行信・道詮という二僧の国宝像を拝観することができた(あまり記憶には残ってないが)。



中宮寺

4年前にも入口まで来たが本堂で法要があり断念。満を持しての拝観だったが、魅惑の(伝)如意輪観音とは微妙に距離があり、遠目に黒光りした美しさを感じるのみ。どちらかといえば近代的な本堂のほうがインパクトあった。



法起寺

こちらの十一面観音はまったく記憶になかったが、何とも大きく、そして金色に輝き堂々たる容姿。表情は仏頂面だが素晴らしい。脇にも数体の仏像が安置されていた(あまり覚えてないけど)。



長岳寺

初めて玉眼を嵌入した仏像で名高い阿弥陀三尊。康慶・作との見方もあるが、そもそも康慶の作風があまり理解できていないので、「らしい」か「らしくない」かわからない。本尊よりも向かって右側の観音菩薩の表情がキリッとして一番慶派らしい作風に思えた。反対側の勢至菩薩は、光のあたり具合なのかもう少し柔和な表情に見えた。いずれにせよ、慶派を知るには重要な仏像群。



安倍文殊院

快慶・作の文殊五尊。近づいて眼前に見上げる文殊菩薩には平伏すしかない。快慶の中でも好きな仏像で、何分でも見ていられる。優填王も現実離れした顔付きながら厳格な表情がリアルで素晴らしい。須菩提はあまり気にしたことがなかったが、近くで見ると左肩の衣がはだけて肋骨が浮き出てるところがこれまたリアル。維摩居士だけは後補で、衣紋の彫りも浅く快慶仏とは程遠い。



霊山寺

本尊・薬師三尊の厨子は閉じていたが、目的は周囲の十二神将にあった。ただ堂内が薄暗くよくわからなかったのが残念。絵葉書でも、と思ったがそれもなく少々ガッカリ。右サイドの大日如来、左サイドの阿弥陀如来(いずれも重文)は近くで拝観できた。



興福寺

最後は閉堂直前に駆け込んだ東金堂。いつもながらに十二神将は素晴らしいのだが、今回は四天王に着目。ギョロ目でズングリした体型と動きが少ない姿形が特徴的。文殊・維摩のペアもいいし、脇を名仏たちが固める最強布陣。日光菩薩の指が欠損してたのに今頃気づいた・・・そういえば薬師三尊はあまり注意して見ていなかったかも。


この後、東大寺・南大門にも行ってみたが、真っ暗でまったく何も見えず、ここで探仏終了。
詳細はまた別の機会にでも。