続・探仏記 ~探仏の旅は続く~

仏像探しに鉄馬童子は今日もゆく・・・

2010年11月

鉄馬童子 meets 仏像ガール

叔父からあるイベントに誘われてた。今日はその当日、会場となる藤沢市の寺へ向かう。

宝珠寺

JR東海道線沿いにあり、境内も一般のお寺にしては広い。
人の出入りが多かったが誰もいなくなった瞬間に一枚。
↓これが今日のイベント也。


廣瀬郁実先生=仏像ガール、也。

会場は一番上の写真にある本堂、既に多くの方で一杯。本尊は不動三尊、赤いセイタカと白いコンガラを従える比較的新しめ(?)の不動。相模仏教会が主催なので参加者の殆どは僧侶・檀家の方なのだろうか。全体的に年齢が少々高め・・・というか殆どリタイアされた方々・・・そんな中、私、一番ヤングface07(後から他の「ヤング」な方々も来たけど、ホントのヤングはいなかったかも・・・) 正式なタイトルはコチラ↓


講演中は撮影禁止とのことで、画像はここまで。

14:00少し前に仏像ガールが会場入り。内陣の本尊に手を合わせてからプロジェクターの横にある椅子へ。最初に仏教会の方、お寺の方から挨拶。司会の方は「研修」と言われてたが・・・ん?研修? その後全員本尊に向かい般若心経を唱え、いよいよ仏像ガールが登壇。

内容をかいつまんで書くと・・・まず、仏像が好きになった経緯の紹介があり、仏像は難しくはなく感じることが大事、見るのでなく「会う」といったことを言われてた、フムフム。そしてここからは仏像画像を表示して、感想を聞き、三択のクイズを出し、エピソードを語るというパターンで計6体の仏像を紹介(ネタバレになるかもしれないので紹介された仏像は敢えて伏せる)。自分の想像では如来・菩薩・明王・天・・・と有名仏を紹介していくと思ってたが、見たことがない地方仏ばかりだった。

紹介された仏像自体にはあまり関心はなかったが、飽きさせない展開で良かったと思う。時間にして1時間30分、結構アッという間だった。最後に司会の方が「仏像を見る楽しみ」と銘打ったことについて「会う」とすべきだった、と話されてた。その後またまた全員本尊のほうを向いて(真言宗のお寺なんで)「南無大師遍照金剛」を唱える。仏像ガールが退場する際、真横を通ったので撮影を試みたものの・・・これじゃ誰だかわからん。この後、きちんと涅槃仏に手を合わせていかれたのはさすが。


その後、こちらも退場。渡り廊下を出口に向かって進むと、途中で書籍の販売・サイン会をやってたが、人だかりができてたので購入も撮影も断念。

駐車場の脇には愛染明王、外にあるのは珍しい。五島美術館所蔵の愛染と雰囲気が似てる。


ちなみに叔父は「話し方がよい」「素人にもわかりやすい」「もっと年配の人が来ると思ってた」との感想。仏像関連の講演などは今まで聞いたことがなく、今回初めてだったがなかなか面白かったと思う。また機会があれば是非。ただ、2時間近くお堂にいたので、服が独特の匂い(臭い?)になってしまって・・・ま、あとは帰るだけだからいいや、と。



再びの奈良へ(番外編):4組の十二神将

もうだいぶ前で忘れかけてるけど、11/7~8の2日間の奈良旅行では4組の十二神将に出会った。

初日は奈良国立博物館で2組。

①奈良博所蔵(大寧寺薬師堂伝来)

40~50cm高で4~5頭身の体型のせいか、若干コミカルに感じる。
ポーズは全体的に鎌倉国宝館所蔵の十二神将に似てるような気がする。

②東大寺(うち6躯)

もう記憶の彼方に・・・なのだが、全体的に動きは少なかったと思う。自分のメモには「右上げ・左上げ・右剣(持)・右剣(構)・左宝珠・眺望」とあったが・・・もう少しまともな情報が書けないものか。上の画像はメモを元に当てはまるポーズを集めてみた。東大寺仏ということでかなり期待したが、う~んという感じだった記憶は残ってる。でも確認のためもう一度見てみたい。


二日目は興福寺と秋篠寺で1組ずつ。

③興福寺

今回の十二神将の中で一番楽しみにしていたのがここ。国宝の十二神将は3組しかないらしい(新薬師寺、広隆寺、興福寺;板彫仏を除く)。東金堂では他の仏像の陰で目立たないが、今回はお堂の側面・背面に回り込んで拝観できるので、個々をバッチリ見ることができた。剣を振りかざす伐折羅(左から2番目)、遠くを望む毘羯羅(右)がお気に入り。もう少し小ぶりかと思ったが、1m超の堂々たる仏群であった。レイアウトはコチラ

④秋篠寺

秋篠寺では大元帥明王がお目当てであったが、本堂の十二神将も気になっていた。やや小ぶりな仏群で動きは少なかったが特徴があって良仏。画像の薄い部分は想像で追加。(秋篠寺さん>ポストカードに是非十二神将も入れてくださいな。)レイアウトはコチラ


今回の旅では興福寺仏が良かったねぇ。自分の中では新薬師寺仏・室生寺仏と共にベスト3に入る。

これから見てみたい十二神将は、広隆寺仏(一度見たはずだけど記憶にないし)、神護寺仏、そして浄瑠璃寺伝来仏。浄瑠璃寺伝来仏は東京国立博物館の5躯は見ているが、残りの静嘉堂文庫美術館蔵の7躯が未見、できれば12躯揃って拝観できるといいんだけどねぇ。修理中の浄瑠璃寺・三重塔に薬師如来が戻った際には、一度全部里帰りさせてはいかが?

画像出典: 奈良博HP、興福寺HP、書籍

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十二神将を分類

ブログを引っ越したばかりだが、内容は前のブログからそのまま引き継ぐ。

十二神将に関して、これまで何回か分類を試みてきた。
で、結論は名称(干支)とポーズに共通点は無し、であった。
~これまでの検証結果~
「十二神将」を比較してみる
十二神将ブーム到来
「十二神将」を分類してみる

今回は名称(干支)は無視して、持物と動作で共通項を再度見つけてみた。

これは鉄板、どの十二神将をみても必ずいる。


左の2躯は弓を持たないが他と手の位置が似通ってるので同類だろうと推測。


これもほぼ鉄板、室生寺仏は有名。▲の1躯は額に手をかざしてはいないが、
持物=斧が共通なので同類とみなす。


左4躯はほぼ同一、5躯目も持物がないだけ。▲の2躯は左手が腰でなく微妙、右手を伸ばしてる一番右のは更に微妙なのだが、他の組で当てはまるところがなく、ココに落ち着いた。


これは好きなポーズ。ポイントは左手をピーンと伸ばして手のひらを広げてるところ。
▲の2躯は伸ばしてはいないのだが、右手と左手の位置関係から同類だろうと推察。


これも好きだねぇ。居合抜きのようにも見える。▲の2躯は剣の持ち手が異なるが、
きっと左利きなんでしょう・・・ということで。


左4躯は共通。ここでのポイントは静的であること、とみたので▲の3躯は持物も手の位置も異なるが同種と見なしてみた。一番しっくりきてない感じもする。


剣4は右手の角度に注目。▲は持物が異なるがココくらいしか共通項が見つけられず。
剣5も▲は持物が金剛杵なので一見全く違うのだが、やはりココしか近似者が見当たらず。


これは文句なしにみんな一緒。


戟(げき)1との違いは、動きがあること。となると▲の1躯は当てはまらないんだけどね・・・
戟3の左側は戟を持ってないけど、並べるとポーズが同じだから仲間ということで。


これは特徴あるポーズなんでまとめやすい。けど、▲は手のひらの向きが違うんだなぁ。
揚げる2のほうは何か宝塔とか宝珠を持ってる風。


持つ1,2,3は左の2躯が似通っていて、それに1躯を無理矢理混ぜた感じ。


最後に考える2躯。正に十二神将を分類するとこんな感じに考えてしまう。
結構無理矢理で、ほとんど前回と内容がカブってはいるが、割と整理はついてきたので
そろそろ良しとしようか。