続・探仏記 ~探仏の旅は続く~

仏像探しに鉄馬童子は今日もゆく・・・

2011年08月

ついつい購入

書店で見るとあまり食指が伸びないのだが、

コンビニで週刊誌に交じってこんな表紙があると

思わず手がでてしまう・・・・悲しい性かな




まだパラ見した程度だけど・・・・ん・・・・以前買ったのと同じような気がしないでもない




「お寺入門」と「仏教入門」・・・違うといえば違う・・・・

『一個人』は表紙につられて買うケースが多い、値段もまぁまぁ手頃だし。

まぁ、今回は完全に表紙買いだ・・・(CDで言えばジャケ買いか)

おっと・・・表紙だけでなく、きっと内容も面白いはず。

「海」で検索

先日、Twitterで見かけたネタを応用。
ベースは般若心経で作ってみた。
以下の手順でどうぞ。

1) Ctrl+'F'
2) '海'
3) Enter

波若等大三仏離故無集無乃鼻是空受空皆観 仏
羅波呪神藐依一心所海明至舌故相想不空自 説
羯羅能呪三般切無得海尽無身空不行異度在 摩
諦海海海海海海海海海海海海海海海海海菩 訶
波海除是菩若顛罣故滅乃意意中生識色海薩 般
羅海一大提波倒海菩道至海無無不亦色海行 若
僧蜜切明故羅海礙提無無海色色滅復海一深 波
羯多苦呪知海夢無薩智老海声無不如海切般 羅
諦呪海海海蜜想罣埵亦死海海海海海海苦若 蜜
菩即真是般多究礙依無亦識香受垢是即厄波 多
提説実無若故竟故般得無界味想不舎是舎羅 心
薩呪海海海海海海海海海海海海海海海利蜜 経
婆曰不上波得涅無若海老無触行浄利空子多 
訶羯虚呪羅阿槃有波海死無法識不子空色時 
般諦故是蜜耨三恐羅海尽明無無増是即不照 
若羯説無多多世怖蜜海無亦眼眼不諸是異見 
心海海海海海海海海海海海海海海海海海五 
経諦般等是羅諸遠多以苦無界耳減法色空蘊 

南無大師遍照金剛。

リピート・・・空海と密教美術展

夏休み。まさかの予定なし・・・しかも猛暑続きで、クーラー全開の部屋に引き籠り中・・・というのも何だか勿体ないので避暑を兼ねてお出かけ。到着まで暑くて参った・・・

東京国立博物館
またですか・・・ というか結局ココですか・・・

レイアウトは前回探仏記を参照→コチラ
さすがに入場規制はないものの前回の1.5倍以上くらいはいたのではないか・・・なかなかの盛況ぶり。前回は駆け足探仏だったので今日はじっくり、とね。しか~し・・・入るなり弘法大師・画像に群がる人々、その後の「書」にも「曼荼羅」にも人だかり・・・ということで諦めて後半の仏像エリアへ。こちらも人は沢山いたけど・・・今回は同じ種類の仏像を比較しながら見てみた。

薬師如来:獅子窟寺/醍醐寺
獅子窟寺像は前回は顔も覚えてなかったが国宝仏で、画像ではないけど左手に薬壺ではなく宝珠のようなものを持っていた。目尻が吊り上ってて特徴的な顔立ち。一方の醍醐寺像はガッチリした体躯に厳しい顔付き、右手は親指と中指で輪を作る(阿弥陀仏で言えば中品)印相。(ちなみに連れ合いはそれを「デコピン」と呼んだ・・・ホントにデコピンされたら痛そうだ)

蓮華虚空蔵菩薩:神護寺/東寺・観智院
大きく異なるのは顔付きと鳥獣坐。東寺像は孔雀坐に乗り異国情緒漂うお顔付き(・・・というかどこ出身かも特定できず)。左手には先端が三鈷杵になってる杖を持つのは共通、右手は「蓮華」と思いきや東寺像のほうは化仏のようにも見えた。帰宅後に画像どアップで確認してみたがやはりわからず・・・。神護寺像のほうは、五体の色が異なり「蓮華~」は赤色系。

増長天:仁和寺/東寺
仁和寺像は画像では何も持っていないが、実際には左手に戟を持ってた(右手も何かあったような・・・思い出せない)。若干、ズングリした体型にも思えるが大きな所作が特徴的。一方の東寺像はほぼ直立不動で右手に戟、左手に刀剣で左側に視線を向ける珍しい姿形、顔の表面が瘤状にゴツゴツしていて怒りが溜りに溜まって爆発寸前のようにも見える。そして持国天同様に豪華邪鬼×2体踏み、向かって右側の邪鬼はお尻向けててユーモラス、もう片方は頭に戟を押し付けられてるし。

降三世明王:醍醐寺/東寺
醍醐寺像のほうが動きがあるものの双方とも同じようなポーズに思える。東寺像が四面八臂、醍醐寺像は裏まで見れず不明(三面八臂?)。右足を曲げ、左足を伸ばして大自在天(シヴァ)と烏摩妃(ウマー)を踏んでる。中央で降三世印(小指を絡ませ交差、人差し指を立てる)を結ぶスタイルだが、醍醐寺像の降三世印は人差し指を折ってた。印相以外の六手の持物も若干異なる(東寺像が五鈷杵・弓矢・三鈷剣・三鈷戟・弓・払子、醍醐寺像は五鈷鈴・弓矢・棒・三鈷戟・弓・羂索)

大威徳明王:醍醐寺/東寺
六面六臂六足は同じだが、東寺像は前左足のみ、醍醐寺像は前二足を水牛の背に載せる。その水牛は東寺像では足を折り伏せているが、醍醐寺像は細い脚で頑張って立っており、背に載せた明王のあまりの大きさ・重さにビックリして目がまん丸くなってるようにも見えるface08。漫画チックで非常に可愛い。真ん中で壇陀印(だんだいん)を結んでおり、それ以外の四手は東寺像が三鈷剣・宝棒・三鈷戟・払子、醍醐寺像は棒・三鈷戟を持つ(それ以外の二手は不明・・・というか手ぶら)。

比較して優劣をつけるわけではなく、このクラスになるとどの仏も個性が強いなぁ、と。それにしても醍醐寺・水牛君はヒット、これからも重さに耐えて頑張ってもらいたいが・・・大威徳明王側も乗る動物を正しくセレクトして頂きたく。東寺・梵天の鵞鳥×4羽も若干心もとないが・・・

※追記: 「神護寺」と「醍醐寺」を間違えてたので訂正。(薬師如来と五大明王)


この後グッズ・コーナーに立ち寄るも人で溢れかえっており、今回も戦利品無しに終わる。
前回同様に本館仏も見ていく。今回はカメラ持参face02 クリックで拡大

十二神将

     伝浄瑠璃寺・十二神将
     曹源寺・十二神将

四天王眷属(康円・作) 南方天眷属の靴、穴あいてます・・・


文殊菩薩および侍者(康円・作)


不動明王


阿弥陀如来×3


金銅仏×2(一光三尊式)


以上、今日はホント暑かった(もちろん館内は涼しい)・・・・明日はもっと暑いらしい・・・・
帰りに国立科学博物館の脇を通ったが、「恐竜展」50分待ち・・・・ご苦労様です・・・・

仏像好きの行く末?

仏像を見るようになってまもなく三年。

奈良の主だった仏群はだいたい拝観してきたが、京都・鎌倉などはまだまだ「未開拓地」が多い。地方に至ってはまだ興味すら湧いてないので「その手」の方々から見ればまだまだ序の口なのだろう。この「マイブーム」が一体いつまで続くのかはわからないが、一時興味が薄れてもまた再燃したり、年齢的にも人生半ばを過ぎ割と長いお付き合いになるかもしれない。

この3年間に多くの寺院を訪れているが、信心深くなったかというとまったくそんなことはなく、今でも仏像を目の前にすると手を合わせるのも忘れて見入ってしまったりすることもある。こういう輩がいるからお寺さん側もさぞかしやりにくいことだろう。ただ、自分で言うのも何だが、寺にとってこういう人たちこそが重要なのではないかと思ったりもする。だって信者・檀家の方々や葬式などの弔事以外に進んで寺に来ようと普通は思わないだろうし、仏像が見れるとあればどこでも参上するね、この手の方々(自分含む)。

そもそも仏像を見てる以上は仏教に関わらないわけにはいかなくなる。自分は仏像の造形美・キャラクターなどに惹かれているのだが、いろいろ知るにつれ、その背景にあるものも知識として入ってくる。仏像は拝む対象であると共に、仏教の入門的な要素も多分にあると思う。

信心深くなくても、般若心経が読めるようになったり、曼荼羅の意味が薄っすらわかったり。そもそも大乗仏教とは?、日本十三宗とは?、各宗の開祖は?、仏教の来た道、密教・顕教、梵字 ・・・・・何だかんだで結構わかってきたり。神仏分離・廃仏毀釈なんていう仏教の負の歴史があったことや、フェノロサ・岡倉天心といった元祖・仏像マニアがいたことも知る。親戚にお寺があって、そこが「真言宗」(=自分の家もなんだけど)であることがわかり、空海に興味を持ったり。そう言えば寺に仏像ガールの講演も見に行ったなぁ・・・・

・・・・ということで、お寺さんへ、こういう輩も実は仏教に片足をかけてるかもしれないんで、是非広~いお気持ちで広~く門扉を開いておいて頂けるとありがたい(特に秘仏の扉face02)。100人見に来たら1人くらいは絶対に仏教に関心を持つはず。そういう入口に立った人たちを温かく見守ってほしいなぁ、と勝手ながら思う次第。少なくとも自分にとっては、寺は「葬式や墓参りをする所」から大きく見方が変わっているので。お金も些少ながら落としてるし。


さて、何でこんなことを書いたかというと、仏教入門としての本を紹介しようとして、そこまでに至る経緯を説明しようと思ったのが見事に脱線して「もっと仏像見せてくれ」的な話になり・・・・単に自分の文章力の無さを露呈しただけになってしまった。仏教の勧誘ではないので、あしからず。単純に仏像を見て少し仏教に興味を持った方への参考になれば、と。

ということで紹介。

left1冊目は玄侑宗久・著の『私だけの仏教』。

正直言うと、表紙の絵だけ見て購入した・・・・なんか仏像のことと絡めた話があるのかと思って。

内容は仏教伝来の歴史から、その後の派生、教義の概略、各宗派の概説などで仏像の話など一切なし(確か・・・)。最終的には本の帯にもある通り様々な仏教の要素から「ヴァイキング式」に好きなところから好きなだけ持って来ればよい、そうして自分だけ(自分なり)の仏教を作ればよい、というような内容だったと思う。若干、言葉や解説が難しいが、書いてあることは仏教の基本的なことばかり。勉強になります、ハイ。

著者の玄侑宗久氏は臨済宗の僧侶であり、作家でもある人物。この本でいろんな宗派のことを理解することができた。ちなみに臨済宗は「禅」宗・・・座禅などにより自分を見つめることで悟りを目指す・・・・なので仏像とは意外と無縁だったりする。表紙に騙された感があるが、これも仏像を通しての出会いであり「縁」なのだと解釈する。

もう1冊は最近購入した、みうらじゅん・著の『マイ仏教』。

『見仏記』を読んで面白いと感じれば、こちらも楽しめると思う。幼少の頃、怪獣好きが転じて仏像好きになるところから始まり、その後住職目指して仏教の学校に入学したりとその「マイブーム」半生が語られる。後半は独自の観点で仏教を解釈、自分探しでなく自分なくしを目指す「僕滅運動」、現代で失われているが後ろめたさ(名付けて「後ろメタファー」)が重要と説き、「機嫌取り」という菩薩行を励行・・・・一見ふざけたことを書いてるようだが、仏教の教義の核心を捉えて実践しているように思える。そして何よりわかり易い。仏教をここまで単純明快に概説できてるのは凄い。仏教各宗派で教典のひとつに加えてもらってもいいのではないかと思うくらい。


奇遇だがお二方とも『私だけの~』『マイ~』といったタイトルにもあるように自分に合ったものを探せばいいんじゃない、というスタンス。これなら仏教も随分と敷居が低くなるし、自分なりの捉え方でOKとなる。まぁ、実際に自分は興味あるところしか見てないし。

何だか仏教勧誘みたいなネタになってしまったが、そもそも自分自身がそこまでたどり着いていないし、今後もたどり着かないのではないかと思っている。そして、仏像と仏教の間をユラユラしているくらいが丁度いいのだとも思う。


仏像検定・アゲイン



第2回・・・・やるみたい。

今度の景品手拭いは「吉祥天」

どちらの吉祥天かは一目瞭然・・・

さて、受けますか、やめますか?

若干醒めちゃった感がしないでもない。



http://www.kentei-uketsuke.com/butsuzo/

結局、見に行った・・・空海と密教美術展②

昨日の続き。引き続き東京国立博物館にて・・・

タイトルは「密教展」としてるが、密教展ネタは昨日ほとんど書いてしまった・・・後半の大日如来~東寺仏群をもう一回り見た後はショップでグッズ・チェック。'09阿修羅展/'10東大寺大仏展で話題になった海洋堂製のフィギュアは今回は見当たらず。その代り東寺・帝釈天/梵天/持国天、神護寺・虚空蔵菩薩や金剛峯寺・大日如来あたりのフィギュアが並んでいた。特に購買意欲がそそられるわけでもなく・・・他にも特筆すべきものがなかったような・・・ということで平成館から本館へ移動。
← 東博ニュースの表紙は戌神


本館14室
運慶とその周辺の仏像

毎年恒例(?)の運慶の2体の大日如来の特別展示。昨年は仏像専の11室の隣の12室で展示されていたので移動しやすかったが、今年は12室が漆器専になった(?)ため少し離れた14室での展示。

入るなり十二神将がズラッと並んでいて壮観。右側に曹源寺像の6体、左側に東博(伝浄瑠璃寺像)の5体。夏休みの宿題のためか小学生の女の子たちがスマホでカチャカチャと十二神将を撮影しまくってる・・・正に仏像ガールズ・・・若干うるさいけどね。久々に見る2組の十二神将は誠に素晴らしい。特に伝浄瑠璃寺像は是非、静嘉堂文庫美術館蔵の残り7体と合わせてコンプリートさせてほしいなぁ・・・といつものボヤキ。そういえば昨年は東博・十二神将のうち「申神」だけ11室にソロ展示されてたので、揃ったのは4体だけだったけど今回は5体揃い踏み。カメラを持参しなかったので撮影できず残念。ちなみにこの伝浄瑠璃寺・十二神将は運慶・作という見方もあるようだ。康円・作の四天王眷属2体も残りの2体と合わせて展示してくれるとね・・・。

主役である運慶の2体の大日如来にはあまり関心が持てず。小ぶりというのもあるが正直なところあまり運慶らしさを感じない。昨年は初見だったのでそれなりに見れたのだが、今年は運慶展で既に見てるし、直前に国宝の如来群を見てきたこともあり余計関心がなかったかも。この室は願生寺・阿弥陀如来以外はコンパクト仏ばかり・・・まぁ部屋も小さいし仕方ないか。


本館11室=仏像室(ホントは彫刻室)

入口付近は金銅仏がメイン、小松寺・十一面観音は珍しい四臂像。その他気になるところは勝常寺・広目天、毎度展示されてるような気もするが先日四天王を調べてたこともあり興味津々、土着的で垢抜けない雰囲気も個性的に感じられる。東博蔵の不動明王は以前見た時はオォッと思ったものだが、今回は普通・・・やっぱり密教展の個性仏の後だとね、若干皆平凡に見えてしまうのは止む無し。見る順番を間違えたかなぁ。メインは康円・作の渡海文殊。せっかくだから先ほどの14室の慶派仏と一緒に展示してくれればよかったのに。

その他、1室・3室も覗いてみたが金銅仏(善光寺式三尊など)が多かった。金銅仏ブームが来てるのか?あまり興味がないけども。時間もなかったのでサラッと見て退館。


さて、今回の密教展と総合文化展(旧・平常展)で印象に残ったのは・・・・
●東寺・兜跋毘沙門天:目力が強い!
●神護寺・五大虚空蔵菩薩(うち2体):何ともホンワカした雰囲気
●醍醐寺・五大明王:漫画から抜け出来たような生き生きしたキャラ群
●東寺・五菩薩(うち2体):イケてる・・・慶派の源流ココにあり
●伝浄瑠璃寺・十二神将(うち5体):今一番見たい十二神将

今回は曼荼羅図・法具・空海の書などはあまり見れなかったこともあり、別の日にリピート観覧予定。また、密教繋がりで・・・鎌倉国宝館と金沢文庫にてこんな展示が予定されてる。さすがに密教展のあとでは・・・という感じもするので暫くクールダウンしてから行ってみようか、と・・・・まだだいぶ先なんだけど・・・・

<クリックで拡大>

結局、見に行った・・・空海と密教美術展①

昨日あれこれ妄想してたら、どうしても実仏が見たくなって・・・・行ってきた。

東京国立博物館
~空海と密教美術展~
平日午前中だが、ひとつの展示物の前に数人が群がってるくらいの混み具合。

平成館2階に上がり、まずは前半(第一章~第三章)。空海の書・曼荼羅・法具などがメイン、曼荼羅はじっくり見たかったのだが、スタート地点は割と人が多く、曼荼羅の前にも人だかりしていて良く見れず断念。でも高雄曼荼羅なんて何が書いてあるのか最早判別つかないくらいの状態だった。東寺の西院曼荼羅(胎蔵曼荼羅)はかなり色も残ってたのでもう少しじっくり見たかったが今日のところは時間も無いので先を急ぐ。

前半に登場した仏像は3体・・・兜跋毘沙門天/女神坐像/聖僧坐像。東寺・兜跋毘沙門天は初見、画像だと少しか細い感じに思っていたが、実仏は堂々たる容姿、間近で360度見る事が出来、迫力満点。下で支える地天女の顔や履いてる靴までもはっきりわかる。国宝の女神坐像はあまりピンと来なかったな・・・。


後半(第四章)はいよいよ仏群。
まずは入口付近に金剛峯寺・大日如来。髪の青・体の金が良く残ってて◎、目が虚ろ気味。

奥まで進むと神護寺・五大虚空蔵菩薩。あまり期待仏ではなかったのだが結構◎。照明の当たり具合かもしれないのだが蓮華虚空蔵菩薩は目を開いているように、業用虚空蔵菩薩は目を閉じているように見えた。5体揃っていたら更に素晴らしいことだろう・・・・神護寺に行きたくなった。左手に持つ先端に三鈷杵がクロスしている杖がお気に入り。左側に進むと獅子窟寺・薬師如来と聖通寺・千手観音。薬師は薬壺の代わりに宝珠を持っていた。千手は42手タイプで2本の錫杖をついており堂々たる体躯・・・この2体、顔はあまり覚えてない。

次は仁和寺スペース。阿弥陀三尊増長天、みんなズングリ体型なのが特徴。阿弥陀如来は先日購入した雑誌「仏像探訪」の表紙にもなっている。もっと大きな仏像を想像していたが、それほど大きくはなかった。先に進むと東寺・観智院の五大虚空蔵菩薩より蓮華虚空蔵菩薩法界虚空蔵菩薩、それぞれ孔雀と馬の上に坐す。知人の顔そっくりで親近感が湧く。こちらも三鈷杵付きの杖を持っていた。

更に進むと醍醐寺スペース。まずは五大明王、どうもこの組は全体的に漫画チックな雰囲気がすると思ってたが、実仏は結構迫力あり。ただ不動明王の眼と大威徳明王が跨ってる水牛はやっぱり漫画調。水牛は目パッチリでカワイイし・・・しかしさすが東寺の五大明王に次ぐ古仏だけあって◎!すっかりお気に入り。奥には薬師三尊、薬師如来はダイナミック、仏頂面(仏だけに・・・・)でかなりの存在感、一方、両脇の日光・月光は顔も思い出せないくらいの存在感のなさ。如意輪観音は小ぶりで、思惟してるというより居眠りしてるように見える・・・何とも大らかで◎。

いよいよ最後は東寺・3Dマンダラーズの登場! ↓ これ今日のチケット

東寺・講堂の諸仏についてはもはや説明不要。今回の展示でよかったのは360度ぐるりと見れること。四面ある降三世明王の後方面も、帝釈天の乗る象のお尻もバッチリ!照明のせいか持国天の眼が輝いて見えた(彫眼のはずだけど)、一方の増長天はゴーグルでも付けてるかのように目の色が窺えない。降三世明王・大威徳明王を醍醐寺仏と比較するのも一興。異形の仏の中にあって若干控えめなのが菩薩組。しかし、間近で見る二菩薩は精悍でかなりイケてる、帝釈天よりイケてる。それより帝釈天の顔が後世作り変えられてたのを初めて知った・・・・顔、いじってたのね(失礼!)

今日はここまで、続きは明日。

結局、これを購入


購入理由はシンプルで・・・・近くの書店に芸術新潮と
コレしか置いてなかった。芸術新潮はグラビアがものすごく
綺麗だったんだけど、1/3くらいは別ネタだったので、
空海×密教ネタ・オンリーのコチラを選択した次第。
東博の密教展がますます楽しみに・・・・


こんな感じで展示してくれないかなぁ・・・・名付けて・・・・




《東博曼荼羅》


大日如来を中心に東に薬師、西に阿弥陀、南は五大明王で北に薬師(ん?)
四隅には持国天・増長天・増長天(んんっ?)・毘沙門天(=多聞天)

大きさも適当で配置も何かちょっとおかしいけど・・・・まぁ、妄想なんで何でもあり。

あぁ、早く実仏が見たい!