続・探仏記 ~探仏の旅は続く~

仏像探しに鉄馬童子は今日もゆく・・・

2012年05月

「塔」を探して・・・2

前日に続いて「塔」ネタ。今回は少し離れているが、同じ県内にある。なんと!たまに訪れていた宝城坊・日向薬師から車で2~3分先に行ったところだった。

浄発願寺
川を挟んで向こう側に早速三重塔が見える・・・ちなみに塔の手前は墓地。


新緑の中の三重塔は趣があって◎。
塔の中は苦行から帰還したお釈迦様(だと思う・・・かなり凄味あり)。

ちなみに昨日の塔との違いは・・・・・また次週にでも。


橋を渡った先に本堂・・・・法事をやっていたのでスルー。



お地蔵さん&文化財の案内(クリックで拡大)

日向薬師の近くにこんなイイところがあったとは。また来ましょう。



さて、その日向薬師にも立ち寄って・・・・・

日向薬師

本堂が改修中なのは知っていたが、まさか境内全域が覆われているとは・・・ビックリ。


(クリックで拡大)


宝物館の前に仮設の社務所が建ってた。
大修理は平成28年3月まで続くようだ。

「塔」を探して・・・

スカイツリーオープンとは関係ないが、近場で「塔」を探してみた。
さすがに自分の住んでるところの近くにはないだろう・・・・・
と思ったら、1つ見つけたのでさっそく行ってみる。

泉龍寺


ド~~ン!

昭和建立の新しめの三重塔。失礼ながら想像してたより風格もあり立派だった。
小塔だが、見応えあり・・・・ただ裏手が墓地で、法事の方々がいらしたので早々
に退散。曹洞宗の寺で、境内は落ち着いた雰囲気、またノンビリ来てみたい。


さてさて・・・・
今月東博に行った際に、こんな本を買ってきた。


若干写真が気に入らないものもあるが、全国新旧の塔が網羅されてて◎。
泉龍寺の三重塔は写真は掲載されてないが、巻末の一覧には名前が
載ってて、それによると1988年に建ったようだ。

ボストン美術館展で快慶仏に出会った

3ヶ月更新が滞っていたが、特にイベントがなく・・・・
GW真っ只中、満を持して東博へ!


東京国立博物館
東京国立博物館140周年特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝
11時少し前に到着、既に20分待ちの列。

並んでる最中に雨がパラパラ降ってきたが、その後すぐに入場。

展示室に入るといきなり仏画・仏像のセクション。仏画は人だかりがしていたので、取りあえず飛ばして仏像のほうへ。人はいるが割とすぐに前があいて回転が良い。いきなり、快慶のデビュー作(?)の弥勒菩薩。想像より小さかったが、東大寺の阿弥陀如来・地蔵菩薩と同じくらいの大きさだろうか、金が眩しいくらいに良く残ってる。表情は若干大人しめ、まだ快慶らしさがバリバリでている感じではないが、このうえなく優美な逸仏。元々、興福寺にあったようだが、どのお堂に安置されてたものか。国外に出てしまったとは言え、状態良く残っていて◎

その他は平安時代のガッチリした体格の菩薩立像、錫杖を斜めに持つ円慶(慶派と思われる)の地蔵菩薩、快慶仏を模したと思われる奈良仏師・康俊作の僧形八幡神の3躯。
仏像はこの4躯のみ。

どのセクションもかなりの人だったので、全体をかいつまんで見た感じになってしまったが、一番ツボだったのは最後のセクションの曽我蕭白(そがしょうはく)。その「奇才」ぶりを如何なく発揮した作品の数々。特に「風仙図屏風」(上)、「龐居士・霊昭女図屏風 」(下)の2点がインパクト大!漫画チックな感じもあり、人物もどこか飄々としているが、細部へのこだわりも物凄い。時間が許す限り隈なく見ていたい感じだった。帰り際にミュージアムショップで小さめの作品集を購入、この後ゆっくり見る予定。




続いて本館へ移動。


本館11室
入るといきなり新たに重要文化財指定されたばかりの高野山金剛峯寺・深沙大将(「じんじゃだいしょう」と発す)。こちらも快慶・作と考えられる。ドクロの首輪を下げ、左腕に蛇が絡み、象の膝当て、臍の辺りには人面(?)、大きく翻る衣に金剛力士のようなポーズ・・・・異様な緊張感を漂わせている。この前に立つ人は必ず「ワァ、これ凄い」と驚いている。高野山まで行かなくても拝観できたのはラッキー。相棒の執金剛神も一緒だったら更に良かっただろうけど、それはまた今度の機会に。
<撮影禁止のため画像はWEBより>


大田区蔵の帝釈天(左から3番目)と不動明王(左から2番目)、如意輪観音(左)と続く。法隆寺の不空羂索観音(画像なし)は腕が1本欠失。入口から見て右サイド奥にはこちらも文化財指定された弥勒仏(右)、頭髪が青い。

薬師如来(左)は以前も拝観済み。左サイドには毘沙門天(中)、吉祥天(右)、そして新規文化財指定の天王立像(画像なし)。

メインは重要文化財に指定された曹源寺・十二神将が巳神を中心としたフォーメーションで居並ぶ。以前は撮影OKだった一群だが、今回は撮影NGになっていた。文化財指定されると扱いが変わるのか・・・・・ちょっと残念。せっかくカッコよく並んでるんだらから記念に1枚欲しかったけど。ウロ覚えだけど↓こんな感じだったような・・・・レイアウト図と違う気もするが



その他・・・・・

本館1室
西大寺の釈迦如来。お久しぶり、相変わらずの吊り目。



本館特別2室・平成24年 新指定 国宝・重要文化財
11室にも4組の新指定仏があったが、こちらにも。

気になったのは2躯。千手観音は横幅が広~いのが特徴的。鎌倉時代の愛染明王も良仏。



ボストン美術館展の4躯より、11室の快慶・深沙大将のインパクトが強かった。
久々に良仏に巡り会えた日だったなぁ。