続・探仏記 ~探仏の旅は続く~

仏像探しに鉄馬童子は今日もゆく・・・

2012年06月

貞慶展

貞慶とは何者か?
「慶」がつくのでまるで慶派の仏師のようだが・・・
鎌倉時代に奈良で活躍した僧で「解脱上人」と号す。
興福寺→笠置寺→海住山寺と活動していたようだ。
その貞慶ゆかりの仏像・仏画などの名宝を一同に
集めた特別展が金沢文庫で開催中。


金沢文庫
解脱上人 貞慶 鎌倉仏教の本流


仏像の配置は以下の通り。<クリックで拡大>



最初に目に入るのが中央3ケースの7躯、右から・・・
弥勒菩薩(東大寺中性院):(自分の中で)今回目玉の1躯で慶派仏師の作と考えられる。先日のボストン美術館展で見た快慶・作の弥勒菩薩も良かったが、こちらも洗練されてて引けを取らない逸仏。右足を半歩前に踏み出す。
釈迦如来(峰定寺):上記の弥勒菩薩と顔付きが似通っており、こちらも慶派仏師の作と考えられるようだ。小仏ながらいい表情してる。
四天王(海住山寺):東大寺大仏殿の旧四天王像と同等の姿と考えられる。色が鮮明に残っており、こちらも小仏ながらいい仕事。持国天・増長天は正面、広目天・多門天は裏面を向いて配置されてる。
阿弥陀如来(東大寺俊乗堂):截金模様は何度見ても素晴らしい!快慶の三尺阿弥陀の中では最高峰。(これだけ展示は明日(7/1)まで)


続いて左から・・・
十一面観音(海住山寺):今回唯一の平安仏でズングリ体形ながら癒しの表情。
釈迦如来(東大寺指図堂):善円・作、奈良博で一度拝観済み。小仏ながら貫禄あり。
十一面観音(現光寺):鎌倉仏だが平安調、体つきは華奢だが背筋をスッと伸ばし精悍な顔立ち、頭上の十一面が王冠のよう。東大寺・弥勒と共に印象に残る1躯。

残り3躯はオール善円・作。
地蔵菩薩(薬師寺):雲坐が特徴的でSFチック。腰を捻るというより右側に傾いてる感じ。
十一面観音(奈良博):小仏だが頭上面の仕事が細かい。中性院仏に同じく右足半歩踏出し。
文殊菩薩(東博):東博で拝観したことがある。文殊の立像は珍しい・・・と解説にあり、確かに。
この十一面と文殊は当初一具だった可能性もあるとのこと・・・・色合いは除いて確かに雰囲気は似通ってる。

実はかなり急ぎで拝観してたので、結局貞慶のことは良くわからず。
冒頭の文はパンフの受け売り・・・・もう1回来たほうがいいかも。


続いては金沢文庫に来た時は恒例・・・・・・


称名寺

天気もよく、日陰は涼しく・・・・癒しの空間。

仁王はいつ見ても迫力満点、神奈川の誇れる仏像。

本堂で法事があり、少しだけ扉が開いており、中の様子を窺うことができた。
中央厨子には金沢文庫にレプリカがある弥勒菩薩!しかし残念なことに胸から足元にかけての衣文しか見えず。称名寺は何度か来ているが、本尊の厨子が開いてるのは初めて。厨子両側には二天。皆、中を覗きこんでた。

今回は車で来たのだが金沢文庫には4台しか駐車スペースがなく、しかも満車だったので歩道脇に停めて連れに車を見ててもらっての拝観だったため、かなり短縮拝観になってしまった。電車で来たほうがゆっくり見れたなぁ・・・・もしかしたら称名寺付近は停めれたかも。


さて、上半期の探仏は四天王寺・ボストン美術館展・日向薬師・今回と4回のみ。
下半期はもう少し出かけたい・・・・・忙しくなければ。

「塔」を探して・・・三塔復習

5~6月に見た三塔を並べてみる。

左から泉龍寺(神奈川)/浄発願寺(神奈川)/阿弥陀寺(千葉)



大きさは感覚的にだが・・・・
 浄発願寺塔 > 阿弥陀寺塔 ≧ 泉龍寺塔
・・・・・こんな感じか。

三塔とも昭和~平成建立で新しい。

続いて、塔のてっぺんについてる「相輪」(そうりん)。



むぅ・・・・どれがというのはないが、イメージ的には金色に輝いてるほうがイイかも。

軒下、組物。このあたり塔の見どころにもなるんだろうけど、そもそもあまり覚えてないし
画像で見て、どれがどうというところまでわからない・・・・・もう少し勉強が必要。




各塔のマイベストショット。



雰囲気的には浄発願寺(中)の塔がよく、また訪れてみたい。

「塔」を探して・・・3

また「塔」ネタ。

今日は親戚の法事があり千葉県へ。
墓地で親戚と話をしていた時、少し先に塔を発見・・・・・
これは後で見に行かなくては。
前からあんな所にあったかなぁ・・・・思い出せないけど。

・・・・で、墓参の後、近くまで行ってみた。


どうして、なかなか立派な塔ではないか。
周囲をバラ線のフェンスで囲んでるのは物々しいが、
まぁ、何かいたずらでもされたら大変だし仕方がないか。



由来など書いてある立て看板などを探してみたが見当たらず・・・・



相輪は金色に輝き、新しさを感じさせる。


帰宅してからWEBで調べてみたところ、阿弥陀寺(千葉東霊園)の塔で、平成5年(1993年)に建立されたようだ。何度も来ていたのに今まで気づかなかったなぁ・・・・・やはり、興味の有無で見える風景も変わってくるんだなぁ、と。

さて、これまで見てきた塔と何が違うのか・・・・・ムムッ・・・・

わからない・・・・・相輪がl金ピカ以外はまだきちんと違いがわかってなかったりする。

ま、その辺りは追々と。