続・探仏記 ~探仏の旅は続く~

仏像探しに鉄馬童子は今日もゆく・・・

2013年03月

桜といえば・・・

近所の桜スポットにいってみる・・・・近所といっても車で20分ほど。

飯山白山森林公園の桜はまだ5~6分咲き、来週からあつぎ飯山桜まつりが開催されるが、その頃がちょうど見頃かもしれない。公園内にあるお寺・・・・・

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長谷寺
(飯山観音)
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清水寺・長谷寺・観音寺・金剛寺など・・・・これらの寺名はあらゆる地域にあるのでややこしいが、こちらの長谷寺は厚木市の飯山にあるので通称「飯山観音」。

階段を上ると仁王門。

更に階段を上ると観音堂。こちらの本尊は十一面観音、通常は非公開で特別公開は12月大晦日、1月1日~3日、4月8日、11月3日とのこと。直近の4月8日は平日なので拝観に来るのは難しそう。



さて、毎年あつぎ飯山桜まつりにあわせて、ここから山を10分ほど下ったところにある金剛寺で、重文・阿弥陀如来坐像が公開される。今年は4月6日、土曜日なので拝観チャンス!せっかくなので飯山観音も同時公開してくれるといいんだけどねぇ・・・

河津といえば・・・

「桜」、正解。ということで昨日は伊豆・河津へ!

残念ながら河津はもう葉桜になってしまってて今年の見ごろはもうおしまい。
河津町から南下して南伊豆町下賀茂あたりはまだ六、七分残っててきれいだった。

そして、今年から桜だけでなく、こんな施設が河津に登場。



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伊豆ならんだの里 
河津平安の仏像展示館

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まず、駐車場から激坂を300m弱上らなければならない。

南禅寺(なぜんじ)の文字が見えたら到着。本堂(?)の中を格子戸越しに見ることができるが、仏像群はすべて展示館のほうに移っているらしく、写真のパネルなどが置いてあるのみ。

こちらが展示館。2月に開館したばかりで真新しい。

中に入ると平安の古仏群。中央薬師如来(上のパンフ右画像参照)は堂々とした体躯、翻波式衣文で少し後ろに寄りかかってるような感じで安定感抜群。左右には天部(同様にパンフ左画像参照)、手足が欠失してるが、元々はかなり迫力があったと思われる。全部で20数躯あり、中尊の後方、中央には帝釈天・梵天、それぞれの隣には地蔵菩薩・十一面観音。地蔵菩薩は顔のパーツが中心に寄っていて、逆に十一面観音は横にノペっとした顔立ち。この2躯と中尊のみ黒っぽい色で形がしっかりしているが、残りはかなり欠失・欠損していて、中には辛うじて仏像の雰囲気を残している像もあった。しかし、地域の方々がしっかり守ってきた仏像群は貴重であることは間違いない。


来年以降も河津桜のシーズンにここに来ることになるかも。
(・・・といいつつ河津桜を見に来たのは5年以上ぶりだったが)

円空仏と初対面

春の嵐の中、久しぶりに東博へ。


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東京国立博物館
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まずはメインイベントへ。


特別展 飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―
円空仏はテレビや画像でしか見たことがなく、ほぼ前知識もない状態。1室のみの展示で所狭しと円空仏が並ぶ。会場はそこそこ人がいたが、窮屈なイメージはなく、割とゆったり見れた。印象に残ったのは以下の4躯。

不動明王 : 衣文が鱗のようになっていて超個性的。別の不動も同様
両面宿儺坐像 : 今回の目玉!大雑把な彫り方に見えるが、近くで見ると実に緻密
薬師如来立像 : 施無畏印がデカい!これまた他に類を見ない薬師
千手観音菩薩立像 : ひとつひとつの手が実に繊細でしなやか

形こそデフォルメされた個性的なものだが繊細で緻密な一面を持ち合わせ、慶派のリアリズムとは別次元の造形美にあふれていた。特に両面宿儺(すくね)坐像は秀逸で、菩薩などが割と平面的で温和な顔付きであるのと対極にあり、立体的な憤怒の形相で圧倒的な存在感を発揮していた。これって国宝級なのでは? 千手観音の一手一手もじっくり見てみたかった。

続いて平常展へ。


総合文化展 11室

全体的には地味だったような・・・・正直あまり覚えてないというか・・・・

入ると現在は上野動物園にある五重塔に安置されていたという釈迦如来。

続いて円空と木喰。円空は先ほど沢山拝観してきたので、この像はあまりインパクトなし。木喰は円空のようにデフォルメ造形だが、円空が角ばってる感じなのに対して、流麗さが加わり丸みがあるのが特徴。しかし、木喰は円空に影響を受けたんだろうと想像する。

この後はほぼ以前に拝観済みの仏像ばかり。中心には三十三間堂の千手観音。沢山のデフォルメ仏の後に見る仏像群は、何となく作りこみ過ぎのようでもあり、うまくて綺麗すぎるようにも見えてしまい変な気分。しかし、湛慶の千手観音はやはり素晴らしく、時代や形は違えどどれも逸仏は逸仏。



今回の東博は・・・・久々でちょっと期待し過ぎたかも。